まずはオーディションの特性を掴むこと
選曲をどうするかを考える前に、まずはあなたが応募したオーディションの特性を掴むことが大切です。というのも、歌唱曲には規定があるため、合格の目指すためにも事前にルールの確認・厳守することが重要なポイントです。
歌唱曲を自由に選曲できるのか、それとも開催元が提示したリストの中から選曲するのか、そもそも課題曲があるのかなどがあります。他にも、曲数や曲の長さに指定があるのか、音源は自分で用意しなければならないのかなど、こうした基本的なルールは把握しておかなければなりません。
また、自分のことだけではなく審査では何を目的としているのかもしっかりと考えておく必要があります。例えば、番組出演によるオーディションの場合、視聴率が求められているので視聴者からの認知度が高い選曲が好まれます。
他にも、新人を求めている企画であれば自分の声質・キーに合った曲を選ぶのがポイントになります。この場合は「最近話題の曲だから」という理由ではなく、あなたの良さを引き出せる曲やイメージに合う曲が目的に合っていると言えるでしょう。
自分を売り出すために自分を把握する
オーディション合格には審査員に興味を持ってもらうのがポイントです。そのためには自分自身を売り出す必要があるので、自分自身を分析して把握することが重要になります。まず、自分はどのようなスタイルのアーティストを目指しているのか整理してみてください。
歌とダンスができる、楽器を演奏しながら歌うなど、目指しているスタイルは人それぞれでしょう。また、声の特性も人それぞれです。伸びが良くキレイな高音が出せる、暖かさを感じる中音域を安定して出せる、落ち着きのあるハスキーボイスを出せるなど、声の特性は人によって異なります。
そして、声の特性は曲の一番の聞かせどころで感じ取れるものなので、自分を知ることができれば選曲の悩みを解消することができるでしょう。他にも、自分の個性を把握することも大切なポイントです。
個性はその人が持っている自分らしさなので、無理をしてキャラクターを作る必要はありません。かえってわざとらしさを感じたり、ただ奇抜な人と思わせてしまう可能性もあるので、個性とは何なのかを理解した上で自己分析を行ってみてください。
選曲のコツとなる5つのポイント
選曲のコツはまず自分自身を把握することですが、それだけでは選曲にまだまだ悩んでしまうことでしょう。ここでは、選曲のコツとなる5つのポイントについてまとめてみました!自己分析ができたら、以下でご紹介するポイントを抑えつつ選曲を行ってみてください。
自分と同性の歌手の曲
声質は男性と女性では異なるものなので、できるだけ自分と同性の歌手が歌っている曲から選ぶことをおすすめします。しかし、人によっては異性に近いキーで声を出せる人もいます。そのような場合はあなたの個性を披露することもできるので、異性の歌手が歌っている曲を選んでもよいかもしれませんね!
自分に合ったスタイルの曲
自分が目指しているスタイルと同じスタイルで歌っている楽曲を選びましょう。理想と同じスタイルの曲を披露することで、審査員はあなたが目指しているものをイメージしやすくなり、適切な審査を行うことができます。
ちなみに、審査員があなたの理想をイメージできる選曲ができれば合格率が高くなる傾向があるようです。ですので、選曲のするときはあなたが目指すスタイルと同様の曲を選ぶようにしましょう。
自分の声質・キーに合った曲
合格を勝ち取るには自分の声の強みを生かすことがポイントです。そのため、自分の声質やキーに合った曲を選ぶことが重要です。歌手にとって最も重要なのは声質なので、自分に合わない曲を選んでしまうと審査に不利になってしまいます。
自分の強みを最大限引き出せる曲を選ぶことができれば、審査員からの注目を集めることができますし、歌手デビューへの道へと近づくことができるでしょう。
声の強みを表しやすい曲
オーディションではフルコーラスではなく1フレーズのみや分数指定されています。そのため、サビ出しの曲やつかみの良い曲などを選曲することが大切です。どれだけ自信のある曲でも限られた時間内で強みを表現できなければ、別の曲へと変更する必要があるでしょう。
歌っていて楽しい曲
これまでご紹介した選曲のコツを踏まえた上で、自分が歌っていて楽しいと感じるものを選びましょう。こうした曲はテンションが上がり、パフォーマンス向上の効果が期待できるので、しっかりと自分を表現することができます。
課題曲がある場合の重要なポイント
課題曲がある場合はその曲の歌詞を絶対に覚えておくことが重要なポイントです。歌詞を間違えてしまう、または忘れてしまうなどが見られた場合、審査員から練習不足であると判断され審査にも響いてしまうかもしれません。
また、課題曲によっては自分に合わない音域の曲である場合もあるので、キーの変更が認められていることがあります。そのような場合は自分に合ったキーをしっかりと把握して、 本番に向けてしっかりと練習しておきましょう。
また、変更が認められない場合は指定されたキーの状態でしっかりと歌えるよう練習を重ねておきましょう。
選曲のポイントはまず自分を知ること
選曲に最も重要なポイントは、まず自分自身を知ることです。どんなスタイルを目指しているのか、声質の強みはどんなところなのかなど、まずは自己分析をしっかりと行ってみてください。それができれば、あなたの強みをしっかりとアピールできるベストな曲を選ぶことができるでしょう。
また、課題曲がある場合には歌詞を完全に覚えること、自分に合ったキーを探してしっかり歌えることが重要になります。キーの変更ができない場合は原曲のままで歌わなければならないので、日々練習を重ねて本番までには歌いこなせるように仕上げておきましょう。