あった方が良い理由とは?
自分が歌っている姿を動画として気軽に発信できるSNSは、「歌手になりたい」という意欲を伝えやすいツールです。ですので、SNS活動をしている人はしていない人に比べてオーディションに有利になりやすい傾向があります。
実際に書類選考を通過した、または合格した人の中には、オーディション前からSNSで活動していた方は少なくありません。というのも、SNSではフォロワー数を見ればどれだけのファンがいるのかを可視化することができます。
芸能事務所はこうしたファンの多い人にも注目しているので、今までの活動が合格の決め手となる場合もあるようです。また、それだけのファンがいるということは、自分で試行錯誤しながら一生懸命に頑張れる人であることも伝えられるので、していない人に比べて有利になるのではないでしょうか。
必須という訳でもない
SNS活動はやった方が良いとご紹介しましたが、歌手になるために必須という訳ではありません。 というのも、「活動していてフォロワー数が多ければ歌手になれる」ではないからです。確かに活動を続けてたくさんのファンがいる人は、オーディションが有利になる可能性がありますが、合格が確約されているわけではありません。
例えば、歌唱力や表現力が評価されればSNS活動をしていなくても合格できることもあります。ですので、「何も活動していないから合格できないかも…」と不安に感じる必要はありませんよ!
ちなみに、やった方が良いと言われている理由の中にはフォロワー数や歌手になりたいという意欲だけでなく、あなたの歌手としてのスキルやビジュアルをチェックすることができるからです。
面接では実際に歌を披露しなければなりませんが、緊張でしっかりとパフォーマンスできない人は多いです。しかし、普段から発信しているSNSなら自然体のあなたが映し出されているので、本来の実力を見てもらうことができるでしょう。
SNSは顔出しした方が良い?
最近では顔出しなしでも歌手デビューできる時代なので、顔出しNGの人でも歌手を目指すことはできます。しかし、顔出しをしないということはそれだけハードルが上がってしまうもの。というのも、ファンの多くは容姿や雰囲気を好んで応援してくれる方も多いので、それを非公開にする場合は歌唱力や歌のクオリティだけで集客しなければなりません。
また、オーディションに有利を言われる理由の1つとして、あなたの素顔や雰囲気、どのようなキャラクターなのかを審査材料にしているからです。そのため、顔出しなしでSNS活動をしているのであれば、審査材料は歌唱力と表現力のみになります。
歌手を目指している人の中には「容姿よりも歌を評価されたい」と考えている方もいるので、そのような強い意志と熱意がある人は、無理に顔出しをしなくてもよいかもしれません。ですが、特に顔を隠す理由がなかったり歌も含めて自分の見た目も評価してもらいたい場合は、顔出しをしているSNS活動をしている方が良いでしょう。
アピールしない方が良いSNSアカウントとは?
歌手を目指しているSNSアカウントではアピールしない方が良いものがあります。それは歌以外の内容を発信すること!例えば、歌手を目指していると謳っているのにプライベートな内容が多い場合、あなたがリスナー側であればどう感じますか?
きっと「歌手を目指しているんじゃないの?」「歌の投稿が少ない」と感じるのではないでしょうか。これは審査員も同じで、書類選考で見るあなたのSNSアカウントが歌手を目指す活動とかけ離れていると、 やる気や熱意は当然ですが伝わりません。
しかし、ファンの多い人であればリスナーからのリクエストに応えるために、歌以外の内容を発信することもあるでしょう。そのような場合は、歌専用とその他を分けたアカウントを持っておくことをおすすめします。
SNSの投稿に関する注意点
「やった方が良いなら始めようかな…」と考えている方は、いざ活動を始めても長続きしない可能性があるのでおすすめできません。というのも、SNSでの活動は日々の努力の積み重ねで成り立つものであり、地道に継続していかなければアカウントが育たないからです。
やった方が良いからと無理に活動を始める必要はありません。今こうした活動を行っていなくても、オーディション本番でしっかりと自分の魅力を審査員に伝えられるよう頑張りましょう!
また、投稿する内容にも注意が必要です。前章でもご紹介しましたが、歌手を目指した活動を行っているアカウントでは、歌専用と必要であればその他用のアカウントに分けておくことが大切です。
歌手を目指すための活動なので、歌の投稿が多い人は審査員からの印象は良いですが、その他の投稿が多いと「本当に歌手を目指しているの?」と思われてしまうかもしれません。ですので、歌手を目指すために活動しているのであれば投稿内容には注意しましょう。
まとめ
誰でも気軽に始められるSNSは、プロの歌手にならずとも気軽に自分の歌を発信することができる便利なツールです。そのため、最近では歌ってみたという歌動画が流行っていますし、一般の人でも多くのファンから支持されています。
そんなSNSでの活動は歌手オーディションの書類選考を有利にできる可能性があります。ですので、本気で歌手を目指しているのであれば、必須ではありませんがやった方が良いと言われています。
実際に歌動画の投稿活動をしていた方が書類選考を通過した、合格したというケースがあるので、やっていない人に比べて有利であることは間違いないでしょう。しかし、「やった方が良いなら」という気持ちで始めても長く活動できないので、今からSNS活動を始めるならしっかりとやる気を持って始めましょう!